1993年 - 1995年
1993年、小室のプロデュースによりtrfとしてシングル「GOING 2 DANCE/OPEN YOUR MIND」、アルバム『trf 〜THIS IS THE TRUTH〜』でデビュー。名の由来はTK RAVE FACTORYから取ったものであり、松浦勝人が命名したとされる。
全国のクラブでヘビーローテーションされ、アンダーグラウンドで認知された後、セカンドシングル「EZ DO DANCE」がシーブリーズのCMソングとして大衆認知された。
当初はメンバーが流動的で、小室が1992年12月より主宰するイベントとしての「TK RAVE FACTORY」に複数のヴォーカリスト(北村夕起=YU-KI、スージー・キム=SUZI KIM)、DJ(髙瀨浩一=DJ KOO、松本博之=Hiro Matsumoto)、ダンサー(MEGA-MIX、サンチェ)が参加しているという色彩が強く、匿名性の強いユニットであった。小室は「結成当初からYU-KIが『ソロ作品を出したい』ダンサー達も『海外で踊りたい』『コアなダンスユニットを結成したい』と将来のビジョンが別々だったため、メンバー各自の方向性を活かしながら、ユニットを続けられるなら続けられる環境作りを心がけた。少なくとも普通のロックバンドみたいに終身雇用制ではなかった」と答えている。実際に活動初期はダンサーの公演・勉強・アルバイトを優先、trf関連の仕事は1回毎にギャランティが支払われる契約であった。エイベックスと専属契約を結んだのは「寒い夜だから…」が発売された頃だった。CDデビューにあたっては、ほぼ11人組となる。「EZ DO DANCE」リリース後Sound Cream Steppersの3人が脱退。1993年秋頃にメンバーが今の5人となった。「EZ DO DANCE」「寒い夜だから…」の両曲とも本格的なヒットまでに1年かかっている。
1年間表立った活動がなかったあと、1998年1月1日に小室時代の総決算としてベストアルバム「WORKS」を発売し活動再開。以降小室プロデュースから離れ、セルフプロデュースに移行するが、売り上げは極端に減少した。「Unite! The Night!」が、TBSの長野オリンピックのテーマ曲に起用、同局中継にも出演。
2000年 - 2005年
セールスの低下に歯止めがかからない中、2000年から新曲CDリリースが止まるものの、TRF自体の活動はソロやライブ活動で存続。CHIHARUが工藤静香、相川七瀬、浜崎あゆみの振付を担当。SAMはSMAP、V6、BoA、安室奈美恵の振付を担当。ETSUはBurst drive Mixシリーズのジャケットのデザインを担当。2000年から2005年の5年間のCD発売は、Burst drive Mixシリーズと、『「だぁ!だぁ!だぁ!」SEBプレゼンツ BOY MEETS GIRL with TRF』のみで、新曲は2002年のオムニバスアルバム『song+nation』収録の「One Nation」のみであった。
ライヴ活動として2002年から2005年のa-nation、2005年10月のトヨタ自動車関連会社のイベント「ALL TOYOTA BIG HOLIDAY」のライブゲストに出演、大雨の中、歌唱中にYU-KIが滑って2度転倒するも最後まで歌いきり、最後には司会の福澤朗から、翌2006年に6年振りの新曲をリリースすることが発表された。ACT AGAINST AIDS(AAA)には2年連続で出演している。
2006年 - 2011年
2006年、1月18日に「TRF Re Vibe!!」プロジェクトが始動、6年振りの新曲『Where to begin』、2月15日にはアルバム『Lif-e-Motions』を発売。8月11日に「徹子の部屋」(テレビ朝日)に初出演。8月30日には「ブラック・ジャック21」のエンディング・テーマになっているシングル「Silence whispers」と同時にLIVE DVD「Lif-e-Motions TOUR 2006」を発売。11月29日には小室が再び楽曲提供した「We are all BLOOMIN'」発売。同日にデビューシングルから全24タイトルの8cmシングルを12cm廉価盤、その他DVD廉価盤8作品を一挙再発売。前日の11月28日にはTRFを全面的にフィーチャーしたパチンコ機『CR TRF』(サンセイR&D)が発表された(2007年1月より稼動)。
2007年、結成15周年記念として、2月7日に『TRF 15th Anniversary BEST -MEMORIES-』を発売。秋にはベストライブも開催され、この15周年を期に、TRFとして本格的な活動を更に加速させている。
2012年 - 2016年
2012年、6月1日にエクササイズDVD『EZ DO DANCERCIZE(イージー・ドゥ・ダンササイズ)』予約販売開始。販売は6月下旬。結成20周年を記念して、avexとexabodyが共同開発。ダンスメンバーのSAM、ETSU、CHIHARUが自身のヒット曲である『EZ DO DANCE』『survival dAnce 〜no no cry more〜』『BOY MEETS GIRL』に合わせてオリジナルのダンス・エクササイズ・プログラムを開発し直接指導。またこの作品は、TRFのヒット曲にあわせてエクササイズが出来る事が評価され、2013年2月25日にミリオン突破が発表された。CDとDVD両方でミリオンセールスを記録したのは日本人歌手初である。
好評を博し、2013年2月28日には「寒い夜だから・・・」〜体幹集中プログラムがリリース。4月15日『Overnight Sensation』『masquerade』『CRAZY GONNA CRAZY』を収録した『EZ DO DANCERCIZE 2nd EDITION』リリースが決定。続いてデビュー20周年企画が発足。2012年11月から2013年2月にかけて4ヶ月連続作品リリース、3月からの全国ツアー決定。企画第1弾はベスト・アルバム『TRF 20th Anniversary COMPLETE SINGLE BEST』、第2弾はアイドルによる『TRF リスペクトアイドルトリビュート』発売、第3弾は新曲『PUSH YOUR BACK』配信、そしてデビュー20周年にあたる2013年2月25日に第4弾ミニアルバム『WATCH THE MUSIC』をリリース。アルバムが小室によるプロデュースであり、それに伴い 小室哲哉プロデュースの象徴である『trf』として小文字表記に改めることが発表された。その後20周年企画として各アーティストがTRFの楽曲カバーを収録した『TRF TRIBUTE ALBUM BEST』が3月13日に、VOCALOIDによるアルバム『VOCALOID3 meets TRF』が3月27日にリリース。2015年、globe20周年プロダクツ「#globe20th -SPECIAL COVER BEST-」へ参加。
2018年2月24日・25日には、25周年記念イヤーの企画プロジェクト第1弾として記念ライブ『TRF 25th Anniversary 「THANXXX!!! 25 Best Hits LIVE & Party」』や同じく25周年を迎えたaccessとのジョイントライブをZepp Diva Cityにて開催されることが発表された。
2018年1月6日よりbayfmにてラジオ番組『TRF presents bayfm Groove The Music』が開始。
2018年大晦日、第2回ももいろ歌合戦(BS日テレ・フジテレビNEXT・ニッポン放送など)に出場。
2022年夏には、ミュージックステーションやTHE MUSIC DAYなどの多くの音楽番組に出演した。
2023年 - 現在
2023年2月25日にデビュー30周年記念プロジェクトとして、およそ5年ぶりのワンマン公演「TRF 30th Anniversary Live『THANXXX!!! LIVE & Party』」をZepp Hanedaにおいて開催。同日のライブにおいて堂島ロールとのコラボロールケーキや『EZ DO DANCE -Version.2023-』、久々の新譜作(シングル)リリースなどが発表された。
2024年2月18日、デビュー30周年を締めくくるスペシャル・ライブ「TRF 30th Anniversary Live at 日本武道館『past and future.』」を、日本武道館において開催される予定。なお、TRFが同会場で行われるのは「TRF exicoast tour '99」のツアーファイナル以来、およそ約25年振りとなる。